U-13監督の長友です。
来月から10期生の体験が始まります。9期生が体験に来てからもう1年が経つのかと思うとビックリする程時間の経過を早く感じています。
10期生も多くの選手がサイバーでサッカーやりたいと期待を持って入団してくれることを楽しみにしています。
先日、サイバーのホームページから10期生の募集要項を見ていたのですが、『育成クラブ』という言葉に引っ掛かりを感じました。何かと言うと、保護者の方々は『育成クラブ』というものがどういったものだと考えられているのだろう?!と思ったわけです。
改めまして、私自身が考えて、実行している『育成クラブ』について触れてみたいと思います。
もし、共感をいただけるようでしたら、周りの小学生でサッカーをしている選手がいましたらチームの選択肢としてサイバーという選択を持っていただけるよう声をかけていただけたら幸いです。
前置きが長くなりますが、
私自身、元々は保育士を希望するくらい子供が大好きで、就職先で保育士を選択肢に入れていたのですが、『給料が安い』だから結婚して家庭を持つのも大変みたいなことを説明されて断念した経緯があります。
早く結婚して子供が欲しいという願望もあって違う道を選択したのですが、今では息子が4人もいてくれて充実した毎日を送っています。
そして、子供を立派に育てきるために、育成について学ぶために多くの時間を費やしてきましたし、現在もインプットを続けています。
サッカー指導者としてサッカーの学びを常にしていますが、それと変わらないぐらいに育成についても情報収集していますが、そもそもは、多くの子供たちと関わりを持つ手段としてサッカーしか武器がなかったので、サッカー指導者をしています。
やっと本題に入りますが、指導と育成の違いとして、
指導とは、
良くない物事をしないように注意する
技術や知識などを身につけさせる
育成とは、
成長を助ける
人の心または礼儀を育むための訓練と教育を通じて社会化する
人を社会に受け入れられる一員として育てる
というのが一般的な考え方かなと思います。
長くなってしまうので端的にまとめますが、
サッカー指導者として、やるべきこと、やってはいけないことを明確に伝えて、よりサッカーが楽しめるように、人に言われたことをただやるのではなく、自分の目で見て考えて判断できるようになったほうが楽しめるので、そのための技術や基礎知識をU-13年代で伝えています。
試合に勝つことも大切なのですが、あれやれ、これやれではなく、自分たちで勝つためにどうすればいいかを考えることができて、そして結果が出せることを理想としています。
そして、育成者として、子供たちが社会に出て、メシが食える大人になるために必要だと思うことをサッカーを通じて経験させることを大切にしています。
例えば、今で言うと試合でノーコーチングにしているのは、『コーチの言うことを聞いとけばいいや』になると考えることをしなくなりますし、
次のリーグ最終戦は、フォーメーションや選抜メンバーから、交代メンバー、ベンチ登録できるのは20名ですから、3名のメンバー外も決めなければなりませんが、これを、すべて選手たちにやってもらいます。
この話し合いは、私も帯同する中で今週の土曜日にしてもらいますが、メンバーから外れる気持ちや外さなければならない気持ち、選抜で出場したいのにベンチメンバーになる気持ちなどなど、相手を思いやる気持ちや、相手の立場になって考えることの大切さを学んで欲しいと思いますし、
だからこそ、選抜で出場するメンバーは、全力でチームに貢献しなければならないし、チームとして決めたルールは守らなければならないし、諦めるようなプレーは許されないということを理解してほしいという願いがあります。
『育成クラブ』と聞くと、サッカーを上手くするところと思われがちですが、もちろんサッカーも上達してもらいますが、人としての成長を育成するという比重が大きいことを理解していただけると嬉しく思います。
育成は将来に向けて時間をかけて育てていくものです。選手は失敗をすることで学び、現実と向き合い成長していきます。答えを預けるのは簡単ですが、考えることをしなくなってしまいます。
アドバイスをしながら、失敗を繰り返して気づきを得て自ら成長していく姿が本来あるべき姿ではないかと考えています。
リーグ戦で後期は一つも勝ててないのは申し訳ないですし、選手たちは非常によく頑張ってくれているのに勝たせてあげられないのは本当に申し訳ない。しっかり育成しながら勝たせてあげられようになるのが今の私の課題です。
最終戦、みんなの力で勝ってくれ!m(__)m
と願いつつ、今私ができることを全力でやりたいと思います。
選手たちが大人になったときに、サイバーでサッカーやってて良かったと思ってもらえるように引き続き頑張ります⭐︎
うまくまとまらなかったので、うまく汲み取ってもらえたら幸いです。
たくさんの選手が体験会に来てくれることを楽しみにしています。
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